コリー犬 ラッキー 久しぶりにお話しました。
病院から退院して、この数日間、嫁さんと付ききりでラッキーの世話をしています。
最初は部屋の中で一緒にいるつもりでしたが、外が見える場所が本当に大好きなラッキーは、部屋の中では落ち着かず、いつもの場所のウッドデッキで寝かせると安心したようです。
昨日の夜からは急に冷え込み出したので、一旦は部屋へ上げましたが、やはり落ち着かない様子を見せるので、玄関にマット等を敷き、寒くないようにして寝かせています。
さて、昨日の夜は、大好きな散歩をせがむので、近所を散歩し途中で帰ろうとすると、「いやだ!」と言わんばかりに足をとめ、しょうがないので帰りは抱えて帰るという事(1回は自動車で迎えに来てもらいました)を3~4回繰り返しました。
寝ている間も息遣いが荒く一緒にいる方がつらくなりそうです。何度かこのままダメなのかなと思いましたが、その次の瞬間「むくっ」と起き上がります。そのたびに嫁さんと安堵しましたが、ラッキーは体がきつく寝ても立ってもいられないようです。
今日の朝、病院へ連れて行き5時過ぎに自宅へ連れて帰りました。
家に帰って横たわるラッキーは、点滴のおかげか昨日の夜よりも多少呼吸が楽そうですが、何度か立ち上がり散歩に行きたがりましたが歩く事が出来ず座り込み、その後は立ち上がる元気も無く、大変つらそうです。
ラッキーを見ていると後どれくらい頑張れるか分からないようです。
何度か寝ていて起きようと繰り返していましたが、足に力が入りません。見ている方が辛いのですが、ラッキーは必死に頑張っています。
ラッキーは火曜日に退院してから、吠える事がありませんでした。
元気な頃は、車の鍵やベルトをする時の金属音聞くと、怒ったように吠えだし、それは「どこに行くの!どこに行くの!」と言っているようだし、ご飯が遅れると「ご飯まだ!」と催促し、本当によくしゃべっていました。
この数日間はきっと体が辛くて、しゃべる元気もないのでしょう「またラッキーの声を聞きたいね」と妻と話をしていました。
午後7時前でした、呼吸がかなり苦しそうになラッキーが突然、「ワン!ワン!」と吠えだしました。それは、吠えるというより、いつものしゃべる感じで、ずーっと何かを言っています。
私には、「僕がいってもがんばらなんよ!」「本当にキツカッタんだけん!」「病院で一人はいやだったとよ!」等といろんな事をしゃべっているように思えました。本当に久しぶりにラッキーとのお話です。
ラッキーとのおしゃべりは5分ほど続きました。ラッキーは思っていた事をすべて話せたのでしょう、おしゃべりが終わった直後、足をぎゅーとのばし、そのまま私たちを置いて行ってしまいました。
ラッキーは7歳と8カ月です。まだまだ元気でこれからもっと楽しい思い出を作っていけると思っていましたが、体調を崩してわずか7日でこの世を去りました。